講演 和歌山市医師会 認知症・BPSD対応力向上を目指して 平成27年1月28日
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(2015.02.01)
一覧に戻る?アルツハイマー型を診断するために、脳血管障害やうつ病の併存があること、レビー小体型の特徴(REM睡眠行動障害、薬剤過敏性)に気づくことが大切である。高齢者のうつ病は身体症状を伴うことや、脳血管障害やパーキンソン病の症状であることが考えられる。
?画像診断については、向陽病院様にて、ダットスキャン(レビー小体型の診断)、脳血流検査(アルツハイマーの早期診断)、MRIについては、治療可能な認知症のために、ぶらくり丁画像診断センター様、済生会和歌山病院放射線科様にお願いしている。
?薬については、アリセプトはレビー小体型に保険適応、レミニールは拒絶とみられる、うつ症状に少量処方することがある、リバスタッチは張り薬、メマリーは作用機序の違いと併用が可能。BPSDにはリハビリ等が優先で、厚生労働省のガイドラインを使用。高齢者のうつ病には妄想を伴うことがあり、日本うつ病学会の治療ガイドラインに基づき抗精神病薬を併用する。
講演の機会を頂き、ありがとうございました。