老年内科とは
人は年齢とともに体に様々な場所で不調が出てきやすくなってきます。
そうした加齢に伴う変化を加味して診療を行う専門の診療科が老年内科です。
加齢によって現れてくる症状は様々ですが、
当院では認知症の方とそのご家族の方のサポートに力をいれております。
認知症について
最近物忘れがひどい、急に人が変わったように感情的になるなど、
もしかしたら認知症なのでは?と心配されている方は、ご相談ください。
当院では、認知症の評価・治療はもちろんですが、認知症の診断ケアマネージャーさんを中心に、
介護・医療・保健・福祉関係者と連携して認知症のサポートを行い、
ご本人・ご家族の方々の心の安定に協力できればと思います。
下記の症状があれば、早めにご相談ください
- 新しいことが覚えにくい。
- 同じ質問を繰り返えす。
- 置き忘れがある。
- 約束を忘れる。
- 火の消し忘れがある。
- お金の計算が難しくなっている。
- 道に迷い、危険なことがある。
- 目で見たものの名前が出にくい。
- 日用品の使い方が分からない。
- 服のボタンが合わせにくい。
- 会話の中で言葉が出にくい。
- 読み、書きで間違うことがある。
- 順序立てて何かをすることが難しい。
認知症の治療とご家族の心のケア
介護保険サービスを利用し、家に閉じこもりがちにならないことが一番です。治療に際し、介護保険施設スタッフのご意見は大切だと考えています。4種類ある認知症の進行を抑制するお薬の提案も致します。介護負担は2種類あります。一つは、御家族自身の疲れであり、休養などで対応することが良いと思われます。もう一つは認知症の症状の影響するもので、認知症の知識をもって疾患別(アルツハイマー型、血管性、レビー小体型など)にケアを行うことが必要かと考えています。
認知症の方の財産管理のご不安には、成年後見制度への対応もさせていただきます。
ケアマネージャーさん、地域包括支援センターをはじめ、介護に関わる全てのスタッフの方々とともに、また、初期集中支援チームという形で、認知症の方やご家族の心の安定に当院が協力できればと思っています。