(図書2)パーソン・センタード・ケアについて(長谷川和夫著。よくわかる認知症の教科書。2013より、リンク)
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(2013.08.26)
一覧に戻る1990年代に、英国の心理学者、トム・キットウッドが提唱。
思い出としての、エピソード記憶とともに、自尊心感情が失われていく認知症の人に対して、同情するのではなく、その人の内的体験に分け入り、共感して寄り添う。
やってはいけないこととして、急がせる、できるのにさせない、途中でやめさせる、無理強いする、無視し、ほうっておくことが挙げられています。対処としては、ボランテイアの導入が書かれていました。
認知症の人が求めている5つの要件(くつろぎ、自分らしさ、結びつき、たずさわること、共にあること)があります
(http://www.dcnet.gr.jp/retrieve/info/pdf/tetyou_shiryou_new.pdfの88ページ)。
その人の存在を感じ、いっしょに歩み、いっしょに喜び、いっしょに学ぶ(スピリチュアルケアとも同義)ことが大切だと書かれていました。
長谷川和夫著。よくわかる認知症の教科書。朝日新聞出版、2013。