睡眠障害について
睡眠障害とは、睡眠に関する問題によって日常生活に支障をきたしている状態を指します。
近年では、睡眠不足による仕事や学業のパフォーマンス低下、事故のリスク増加といった
生産性の低下が社会全体にも大きな影響を与えていることが指摘されており、
日本では睡眠不足による経済損失(GDP損失)は年間約15兆円にのぼるとも言われています。
睡眠障害精神科とは
睡眠障害精神科は、「眠れない」「夜中に何度も目が覚める」
「朝早く目が覚める」「日中に強い眠気がある」など、睡眠に関する様々なお悩みを診療する診療科です。
睡眠は心身の健康を維持するために欠かせないものであり、睡眠不足や睡眠の質の低下が続くと、
疲労感や集中力の低下、気分の落ち込みなど様々な不調につながります。
また、睡眠の問題は、ストレスや生活習慣だけでなく、
うつ病や不安障害などの精神疾患、身体の病気が関係していることもあります。
当院では、睡眠そのものだけでなく、その背景にあるこころの状態にも目を向けながら、
一人ひとりに合った治療をご提案いたします。
下記の症状があれば、ご相談ください
- 布団に入ってもなかなか寝付けない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目が覚めてしまう
- 熟睡した感じがしない
- 寝ても疲れが取れない
- 日中に強い眠気がある
- 会議中や授業中に眠ってしまう
- 朝起きることができない
- 不眠とともに気分の落ち込みや不安がある
睡眠障害の原因
睡眠障害は、一つの原因だけで起こるとは限りません。
複数の要因が重なり合って発症することも多くあります。
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心理的・精神的要因
仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、引越しや転職など生活の変化といった日常のストレスは、不眠症状の大きな要因になります。
慢性的な不眠が続いている場合や、気分の落ち込みや憂鬱感が一緒にある場合は、うつ病、不安障害精神疾患が背景にある可能性も考えられます。 -
身体的要因
花粉症や喘息などのアレルギー、関節の痛みや外傷など、体の症状そのものが睡眠を妨げることがあります。
こうした場合は、身体の症状へのアプローチが睡眠改善につながることもあります。 -
環境要因
運動不足、偏った食事、カフェインやアルコールの摂取、薬の副作用のほか、夜勤や時差ボケなど不規則な生活リズムによって体内時計が乱れると、眠れない・眠りが浅いといった状態になりやすくなります。
当院で対応できる疾患
- 不眠症
- 適応障害
- うつ病
- 不安障害
- 睡眠・覚醒リズム障害
当院の治療について
まずは、睡眠の状態や生活習慣、ストレスの有無などを
くわしくお聞きした上で、一人ひとりに合った治療をご提案します。
生活リズムを整える方法をお伝えしたり、必要に応じてお薬による治療を行います。
睡眠障害の背景にうつ病や不安障害が関係している場合は、その治療も併せて進めていきます。
睡眠でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
薬物治療
当院では、患者様の状態、副作用を確認しながら、薬の選択・処方を行い、減量・中止まで考えて行きます。
治療で用いる主な薬剤には、以下のようなものがあります。
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オレキシン受容体拮抗薬
脳の覚醒を維持する「オレキシン」という物質の働きを抑えることで、自然な眠りを促すお薬です。
比較的新しい睡眠薬であり、不眠症治療に広く使用されています。主な薬剤
- ベルソムラ
- クービビック
- デエビゴ
- ボルズィ
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メラトニン受容体作動薬
睡眠と覚醒のリズムを整える作用を持つお薬です。
体内時計の調整に関わるメラトニンに作用し、寝つきの改善が期待できます。主な薬剤
- ロゼレム
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漢方薬
体質や症状に応じて漢方薬を使用することもあります。
不眠だけでなく、不安感や疲労感などを伴う場合に選択されることがあります。 -
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
不安を和らげる作用もあり、不眠症の治療に長年使用されてきたお薬です。
高齢者の方には使用しません。










